笛工房アイハラのフルートは製管から調整まで
すべての工程を職人1人で製作致します。
当工房は1本1本オーダーメイドでの製作となります。どのような仕様※にするか等、お客様と相談しながらご希望に合わせて製作致します。アイハラフルートでは第一工程から最終工程(製管~調整)まで、すべての作業を一人の職人が責任をもって製作致します。納期は製品・製作状況によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
※仕様(素材・引き上げ・ソルダード・オフセット・リングキー・カバードキー・Eメカ・C~G足部管etc)
※参考納期(フルート一本は約2カ月前後。頭部管・足部管のみはより短い納期となります。)
上記のモデルにおいては以下の選択が可能。選択した仕様によっての価格変更はございません。
・オフセットまたはインライン
・リングまたはカバード
・Eメカあり/なし
※対象外:カデンツァ/リングにEメカを付ける場合のみ、オプション代¥33,000がかかります。
〈オプション価格〉
Eメカ ¥33,000
Cisトリル ¥55,000
G/Aトリル ¥66,000
アイハラフルートでは通常のフルート以外にもお客様の御要望に沿えるよう、新しいフルートの開発にも柔軟に対応し製作しております。
Aihara Fluteの特徴
①ピンレス方式を採用しています。
芯金に穴を開けないため剛性に優れています。通常のノックピンを打つ製作方法ですと、2.5mmの芯金に対して1mmの貫通孔をあけるため芯金の強度がかなり低下します。それを防ぐために当工房ではどの部分にもノックピンを打っておりません。
②左手の芯金を1本にしています。
こうすることにより、ネジ部分でのロス(ガタ)を少なくすることが出来ます。
③キーのアーム(腕)を0.2mm太くしています。
キー全体の剛性を保つため、標準よりも太くしています。
④ソルダードトーンホール
トーンホールの形状を内側から外側に向かってベル状にカットします。(御希望あれば)
⑤Cisの音程感向上のため、Cisトーンホールの高さを高くしています。
引き上げモデルの場合も、ここはハンダ付けをして高さを出すようにしています。
⑥Eメカはオリジナルのアイハラシステム(アイハラニューEメカ)を採用。
当工房ではインライン/オフセットに関係なく、御希望に添うことが出来るよう多種多様なEメカを用意しております。詳しくは、【Eメカ各種】のページを参照下さい。
⑦H足部管はオリジナルのアイハラシステムを使用しております。
このシステムを使用することにより、C音とH音を出す時の押さえ間違いを防ぐことが出来ます。
⑧Cisトリルキー
アイハラ独自のシステムを採用しております。連絡棒を使用しない構造のため、軽量で見た目や手に持った感じもスッキリとしております。
トーンホールについて
ドローン(引き上げ)の特徴
一体構造で製作されます。軽量のため明るい音色、ピュアな響き。
(引き上げのデメリットとして→トーンホールの引き上げ時に起こる管体の楕円化。当工房ではアニール処理により、この楕円化を最小限に抑えています。)
ソルダード(ハンダ付け)の特徴
管体にトーンホールパーツをハンダ付けする製法。重厚感のある音色。
管体の真圓度を保つことが出来ます。トーンホールの平面度合いに優れています。