片手フルート

※特許申請済。開発から製作まで、すべて相原正治と中嶋香織の2人で行っております。

ハンディキャップを持つお客様からのご要望で、この片手フルートは誕生しました。

従来のフルートと同じ音域を片手で演奏することが出来るよう、フルート構造そのものを根本から考え直し完成させました。製品の特質上、仕様や形状等は演奏される方によって若干異なります※。詳しくはお問い合わせください。

 

 【片手フルート / パルティーレ

右手のためのフルート(右手用)/左手のためのフルート(左手用)

C管  ¥420,000~(税込)

 

仕様:アイハラシステム トーンホール引き上げ

     カバードのみ

材質:洋銀

※支柱及びスタンドは別売


 【片手フルート / シンフォニー4

右手のためのフルート(右手用)/左手のためのフルート(左手用)

 

C管  ¥663,000~(税込)

 

仕様:アイハラシステム トーンホール引き上げ

     カバードのみ

材質:管体シルバー

※支柱及びスタンドは別売


 【片手フルート / シンフォニー5

 

右手のためのフルート(右手用)/左手のためのフルート(左手用)

C管   ¥1,080,000~(税込)

 

仕様:アイハラシステム トーンホール引き上げ

     カバードのみ

材質:総銀

 ※支柱及びスタンドは別売

 

特徴:

今まで両手で操作していたキー部分の約半分(片手分)を閉じカップにし、片手のみで操作できるようにしました。従来のフルートと全く同じ音域を演奏することが可能です。詳しい構造については下記をご参照ください。

 


 ※右手のためのフルート(右手用)は従来と同じく、右側にフルートを構えて操作します。

※左手のためのフルート(左手用)は、左側にフルートを構えて操作します。

※楽器を支える道具(スタンド・支柱・グリップ等)は使用される方の好みや状況により異なるため別売りとなります。

 



右手のためのフルートの仕組みは従来のフルートとどこが違う?

◎音域:従来同様の音域(一点ハ音~四点ハ音)を演奏することが出来る。

 

◎構造:頭部管、足部管は通常のフルートと同様で、胴部管だけが新設計の構造。

 

◎トーンホール:左手側のトーンホールを閉じカップにすることで、右手だけで操作することが可能となった。今まで左手で操作していた音(Gから上の音)を出したいときには、カップを閉じて音を出すのではなく、裏Gisレバーを操作する時のようにキーを押すとカップが開くシステムとなっている。

 

◎キーの配置:

・Gis、A、Ais、H、C音に使用するキーを組み込むため、トリルの位置を左部に移動。

・右手カップ各間に、Gis、A、Ais、H、Cキーを設置。

・ブリチアルディキー、Bキー、裏Gisレバーの廃止。

・左人差し指で押さえていたオクターブキーを右手親指で操作できる位置に設置。
・その他、奏者に合わせキーの形状も変更可。
◎運指:キー操作が今までと異なる場合でも、低音域と中音域では運指はほとんど共通している。
*キー操作が今までと同じ音は?
→低音域(C、Cis、D、Dis、E、F、Fis、G)
→中音域(E、F、Fis、G)
→高音域にはなし
*キー操作が異なる音は?
→低音域(Gis、A、Ais、H)
→中音域(C、Cis、D、Dis、Gis、A、Ais、H、C)
→高音域のすべて
◎楽器を支える方法:
スタンドや支柱、グリップなど、自分に合うタイプを選択して演奏できる。
 
※左手のためのフルート(左手用)も、基本的には上記と同じ構造です。ただ、左側に構えて演奏する構造のため、前後左右逆さまの構造となります。。

片手フルート製作動画

右手のためのフルート(低音域編)

右手のためのフルート(中音域編)